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型稽古には手順がある。
型を導く打太刀(うちだち)と、それに付いていく仕太刀(しだち)、双方が定められた通りに手順をなぞっていくと、綺麗に整った、意味のない予定調和が出来上がる。
それではいけない。

きちんと作られた型は詰将棋に似ている。
特定の条件の下で、打太刀が問いを投げかけ、仕太刀がそれに応える。
型においては、最後は上位者であるはずの打太刀が取られて終わる。
それは勝ち負けではなく、自らの出題に仕太刀が正しく応えたのを認めるからだ。
だからもちろんのこと、打太刀は正解を知っていなければいけない。
何でもかんでも手順を追うのではなく、型に定められた条件通りに剣を打ち込み、理に適わないものは受け付けない厳しさを持たなくてはいけない。

その上でなお、型の非実戦性をも知る必要がある。
果たして、戦闘中に相手の前で座り込む場面がどれだけあるだろうか?
時に非現実的な状況設定は、身体能力や展開の変化を限定し、技術を習得せざるを得ない局面に修行者を追い込む意味がある。
型の出題者が、後進に気づいてほしい、身につけてほしい、と込めたメッセージがそこにはある。

型「を」稽古するのではなく、型「で」稽古する、ということ。


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稽古日誌 2019.02.23  昇級試験

昇級試験20190223

月初より三週に渡って行なった、初の昇級試験が終了。
合否の結果だけでなく、自分の長所短所を客観的に理解し、これからの稽古の指標にしてもらえれば幸いです。


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ここ最近は、踵から歩むこと、をよく意識する。

前に進むために差し出す足はまず踵から接地し、爪先へと身体が移動していく。
黒人ランナーが速さを出すために用いる走法とはまるで違う。

でも、僕の身につけてきた武術の理に適うのはこちらの方だな、と思う。
速力よりも動きが見えぬこと、様々な変化に対応できること。
踏み出した踵から指先までの20数cm、その僅かな伸びしろに相手を抑え、誘い、攻防を制する要諦が込められている。


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肚に鎮める

肚に鎮める

肚(はら)、あるいは臍下丹田(せいかたんでん)。
今年に入って、この肚の感覚を大切に稽古に取り組んでもらっている。

力の抜けた胸肩の重みは肚に納まる。
手足は常に肚から導く。
肚で押さねば相手の全身に通らない。
肚が浮けば軽くなる、その状態から事を成そうとすれば無茶になる。

気のイメージや抽象的な感覚としてだけではなく、肚は常に武術の動きの中で使っていく必要がある。
一見して曖昧で心もとないこの感覚を、どれだけ確信あるものにしていけるか。


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演武 2019.01.17

企業の新年会にて、演武を披露する機会を頂きました。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。





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基礎の稽古

兎にも角にも、基礎が重要なのは当然のこと。
でも、その取り組み方は一つではない。


右も左もわからぬ初心のうちは、信頼できる師匠がこれをやりなさいと提示してくれたもの、それこそが基礎の稽古。
懸命に、丁寧に、それをなぞってゆけばいい。

少し歩が進んだら、それがなぜ基礎とされているのかを考える。
形や手順ではなく、そこに込められた身につけるべきもの、どうしてそれが必要なのか、大切なのか、に気づく努力をする。

やがてより高度な課題に向き合ったときには、しっかりと培ってきた基礎は自分を測る鑑になる。
うまく結果が出せないのは、一見した複雑さに気を取られ、自分が基礎に反した動きをしているからかもしれない。
基礎を頼りに応用を探り、そしてまた基礎を見つめ直す。


いずれも同じ、基礎を大切にするということ。


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稽古日誌 2018.12.25  稽古納め

イルミネーション

本年の締めくくりは和室にて、道具を用いず柔術のみの稽古。
技のやり方云々よりも、これらの稽古をどう捉え、何のためにやるのか、に主眼を置く。

僕らの柔術は剣を高めるための修練としての役割9割、あとは個々の相手への対応が1割というところ。
小手返ひとつ取っても、相手を手首関節から制するための技法と捉えるか、あるいは剣術の受け、そのものを象っている訓練だと考えるか。
型稽古は向き合い方次第でいくらでも意味が変わる。
新年もまた、こういった根幹の部分を曲げずに稽古に励みたい。


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考えて稽古する

稽古中はとにかく考えること、頭を使うこと。

今は何の稽古をする時間なのか、そこから何が得られるのか。
指導者は何を伝えたいのか、気づかせたいのか。
型の目的と手段は何か、今の自分に足りない技術は何か、周りの人間はどうやろうとしているのか。

とにかくいろんなことを考えて、ただ何となく、漫然とした動作を一太刀たりともしないように努める。
考えてみてもわからないからといって、ええいと投げやりな真似をしないこと。
それは稽古相手に対して失礼だし、危険も伴う。

かといって、考えすぎて立ち止まってしまうのもまた違う。
創意工夫は大切だけれど、こんがらがって雑念にまでなってしまうのもまた悪い。
しっかり考えること、でも考えすぎないこと、そのバランスの取り方も含めてまた稽古の姿勢を考えること。

『稽』の字は、かんがえる、と読む。


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稽古日誌 2018.11.03  見取る

この日の居合の稽古では、あえて新人に型の手順を示さず、先輩の動きを見様見真似で追ってもらった。
当然始めはまるで見当違いなのだけれど、5分も続けるうちにそれなりに体裁が整い、次第に求める型に近い動きが現れてくる。
細かい身体の遣い方や理合を伝えるのはその後。

他人から教わったものは忘れても、自分で見つけ出したものは忘れない。


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救命講習行ってきました

救命講習

東京防災救急協会の救命講習会に参加してきた。
上級コースは一日がかりで、心肺蘇生やAED、止血や搬送法などなど。
実技多くて、なかなかに面白い。

武道をやっていれば、どんなに気をつけてもケガ人はそのうち必ず出るからね。
いざという時には備えておこう。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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