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ストレッチ

ストレッチ

武道家のくせに、僕はもともと身体が固い。
日々のストレッチは何年も欠かしていないが、ある程度から先は一向に柔らかくならないままでいた。
それでも古武道の動きに関してはどうにでもなっちゃうのだけれど、やっぱりいっちょ前にハイキックとか打てるようになってみたい。

そしたら先日、整体師である妻が
『腸腰筋を伸ばしてみたらいいんじゃないかな』
と一言。
腰部から骨盤辺りの奥にある深層筋だ。
今までとは違うストレッチのやり方を教えてくれた。

それを実践してからものの数日、身体が目に見えて変わった。
楽に脚が開くようになり、倒せなかった上体が骨盤から前傾できる。
そもそもの固さの原因と、ストレッチで狙っている部位が合っていなかったのだ。

僕は今まで、ストレッチは根気良く続けていれば結果が出るものと思っていたのだが、違った。
壁にぶつかったまま同じやり方を繰り返していても駄目だった。
柔らかくならない理由は他の部位にあるかもしれない、と考えて、別の方法を工夫しなくてはいけなかったのだ。
何事もちゃんと頭を使って、その上で継続しなくては意味がないのだと改めて思い知った。


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肉体を虐める、の続き

肉体を虐める、の続き

少年部に体力強化のための補強運動を導入したことは『肉体を虐める』の回に書いた。
やり方は色々試してみたところ、中段廻蹴でのタバタトレーニングに落ち着いた。
全速全力の蹴りを20秒間連続、そして10秒間つかの間の休憩、これを8セット連続で行なう。
きっちりやればこれはメチャメチャきつい、3セット目くらいでもう喋ることもできないほどに息が上がる。

取り組み始めてから二ヶ月、少年部が目に見えて変わった。
初めのうちは必死になって汗水垂らすのが格好悪いかのように斜に構えて見せたり、苦しくなってくるとふざけて逃げに入ったりしてしまっていたが、次第に全力を出すことを躊躇わなくなってきた。
あんなに無理、無理言っていた小4男子が「もっと追い込みたい」とまで呟きだす始末だ。
それに伴って稽古全般への姿勢も大きく進歩した。
騒いで走り回るようなこともなくなり、子供にとっては退屈かと思っていた居合の型稽古にも、諦めず頭を使って取り組めるようになってきた。

彼らの精神的成長とトレーニングとの因果関係は証明できないが、やはりこれが大きな一因になっているのは間違いないと思う。
ただ格好良い技を手っ取り早く身に付けるばかりが武術ではない、ということがやっと伝わった。
月並みな物言いだがやはり、肉体の苦痛に自ら進んで挑むことで鍛えられるものがあるのである。


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旋棍(トンファー)

旋棍①

最近、一人でよく稽古してるのはトンファー。
琉球の武器で、短棒を握った手の内を緩めて先端を振り出し、前腕の延長のように打撃して使用するものらしい。

旋棍②

その難易度の高さゆえに実戦性を疑われたりもするようだが、それ以前に拳打の訓練具としての効果が非常に高い。
剣とは勝手が違う素手の打撃はさほど得手ではなかったが、扱っているうちに感覚が掴めてきた。
力んで握り締めれば廻らないし、手首のスナップに頼れば山なりになる。
トンファーの先端を直線で飛ばそうと思うと、自然と肚から肩胛骨から連動して拳頭を撃ち出していく動きになる。

道具がより良い身体の遣い方を教えてくれる、そんなこともある。


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第七回集中稽古会



半年に一度の集中稽古会、今回のテーマは『質の転換』。
剣を持っての一挙手一投足、その動きはどこから起こるのか、どんな性質、どんな効果を持っているべきなのか、非常に繊細な部分を意識して取り組んでもらった。
武術の極意は超絶技巧の必殺技などではなく、何気ない単純な動作の質をいかに高めていけるかだと思っている。


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座技

座技

座り技の要諦は脚を遣うこと。
といっても、低い姿勢で下肢の筋力を鍛えるとか、そういうことじゃない。
座して脚部を動かせない条件でなお、確かに遣える脚の基点を目覚めさせること。


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萌芽を大事にする

萌芽を大事にする

ちょっと気の利いた工夫を思いついて、これで自分の動きが随分と改善されるように感じることがある。
ところが対人で検証してみると、思ったほどには劇的な効果を上げるものでもない。
なあんだとがっかりして、そのことは綺麗さっぱり忘れてやり直し。

ではもったいない。
アイデアは優れていても理解が浅い、使いこなせていない、さらに応用が必要。
そういう理由ですぐには結果に繋がらないことはよくある。
最初のひらめきを信じて、しばらく掘り下げて稽古を重ねてみる。

あとは上位者、特に指導員の役割だ。
ちょっとした進化の兆し、時には本人も気づいていない美点を、たとえ微弱であっても、まだまだ通用しなくても、それを見つけて拾ってあげること。

せっかくの萌芽を潰しちゃダメ。


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肉体を虐める

肉体を虐める

筋力に頼らない武術などと嘯いてはいるものの、ただ楽に身に付くコツの寄せ集めになってはしょうがない。
特に少年部。
10月にもなってちょいと動いただけで『汗かいちゃった、冷房つけて!』と言われた時にはこれはマズイと反省した。
武道の稽古が汗もかかないものだと思われている。

というわけで、最近小学生たちには少々キツめに肉体を追い込む稽古を取り入れてみている。
時間を区切って息が上がるまでミット打ち、動的、静的両方の補強トレーニング。
空手道場や体操教室の子供たちに比べればお遊びみたいなレベルだが、技術に偏って体育的な側面をおざなりにするのも良くないと考え直した。

どんなに技術があったって、ちょいと疲れたくらいでそれが発揮できない気力、体力では役にも立たない。
好きで決めた目標に向かっての苦痛を楽しむこと。


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第38回武蔵野市民会館文化祭



いつもお世話になっている市民会館の文化祭に今年も参加しました。
駅前の大きなホールでの演武は三年ぶりです。
運営に携わった会館職員、他団体の皆様、どうもありがとうございました。


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合わせる

合わせる

少年部の彼らにはまだ、他人と動きを合わせるというのが難しいらしい。
つい我が出て、自分の速さ、強さを示すような動きになりやすい。
僕自身も思い当たるところはある。
初心の頃にはそんな余裕はなかったし、そこそこ上達してからは何で自分より下手な奴に合わせなきゃいけないんだと思っていた(笑)

だけど、それはもちろん違う。
合わせられる、ということは相手の動きが全て観えているということだ。
自分の身体を完全に制御して等速に動くことができ、相手の急な加速や想定外の乱れにも即座に対応できるということだ。
それは時に、相手を一方的に斬り伏せるよりも難しい。


まあ、今はそんなややこしいことは解らなくてもいいんだけどね。
何でもかんでも相手に合わせて慣れ合いになっても意味がない。
新しく後輩が増えるたびに、ちょっとずつ。


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タバタの苦痛

タバタ

心肺機能の強化のため、週に四回程度タバタ式トレーニングを行なっている。
鍛えている人の間では結構有名だと思うが、20秒間の全力での運動と10秒間の休憩を8セット程繰り返し、4分で燃え尽きるまで追い込むというもの。
稽古の一環として強制しているわけではないので、付き合ってくれる会員は高校生が一人だけ。
かなりきついトレーニングなのだが、そこには体調の良し悪しの影響もあり、何だか調子が出ない日は身体を重たく感じながら、いつも以上に苦しい思いをすることになる。

ところが終了直後の脈拍を計ってみると、そういう時の方が心拍数が低いのだ。
普段よりさらにしんどい苦痛に耐えた気がするのに、それほど心肺を追い込めていない。
感じる苦痛に対して割に合わないじゃないか、と不思議に思っていたのだが…よく考えると当たり前かもしれない。

心拍数が上がらないから、酸素を充分に全身に送り込めていないからこそきついのだ。
苦しい割に心臓に効いていない、じゃなくて、心臓がちゃんと回転していないから苦しいのだ。
苦痛そのものが目的ではなく、あくまで心肺に高負荷をかけて鍛えるトレーニングなのだから、充分にエンジンが働かないことによる苦痛は必ずしも適切な効果に結びつかないようだ。

そして、体調を狂わせ、運動効率を下げる元凶も分かっている。
ポテチだ。
タバタ前に普通の食事を採ってもさほど影響はないのだが…油のせいなのか?
ポテトチップスは数時間前に食べても顕著に身体が重くなる。
素材の味を活かした、湖池屋のじゃがいも心地でも駄目だった。
おいしいんだけどな、アレ。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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