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0123はらっぱまつりに参加しました

0123はらっぱまつりに参加しました①

市の児童館主催のイベントにて、『親子で古武道を楽しもう!』と題して講師を務めてきました。
参加者は親子10組、これまで0歳児連れに教えたことなんかないもので随分とドキドキしました。
まあどうにか楽しく、古武道の不思議な世界を紹介できたんじゃないかな。
施設職員の皆さん、どうもありがとうございました。

↑上の写真は園長さんと。

0123はらっぱまつりに参加しました②


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第八回集中稽古会



半年に一度開催している、丸一日がかりの集中稽古会。
今回のテーマは『共に上達する』。
たとえ実力差のある格下相手の稽古でも、しっかりと型の要求するところを知り、両者ともに進化していける取り組み方を身に付けること。
これを怠ると、磨いた腕も簡単に錆びていく。


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子供同士の剣術

子供同士の剣術

以前、『木刀は危ない』の記事に、少年部の稽古において木刀を用いることの危険性について書いた。
当時は剣の相手は必ず大人が務めるようにしていたが、ここ半年、ついに子供同士での剣術稽古を解禁している。

最初は本人たちは大喜び、見守るこっちはハラハラしっぱなしだった。
まずは剣の扱いに慣れてきた先輩二人に、型を導く打太刀(うちだち)のやり方を教えて後輩の相手をさせる。
覚える型は何日もかけて一つずつ、すぐに気が急く彼らを抑えてとにかく丁寧にゆっくりと。
頭に木刀をもらってこぶを作るくらいのことは幾度かあったが、どうにか大きな事故もなく基本型六本をこなせるようになった。

大人相手の稽古なら多少の無茶も受け止めてもらえたが、小学生同士ではしっかりと自分の剣を制御できないといけない。
厳しい攻防と、無闇に危険な稽古の違い。
妙味を楽しむというところまではまだまだだが、自分たちで型を作っていく、という意味は何となく感じ取ってくれているようだ。


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膝行(しっこう)

膝行

その名の通り、座したままで前進・後退する移動法のこと。
合気道や茶道、小笠原流礼法にも同名の所作があるようだ。
元々は目上の相手が座っている前へ参上する際、上から見下ろしながら近づく無礼を犯さないために生まれた、と言われている。

とはいえ、天皇陛下でも立って迎えてくれたりする今日では実用的な意味合いは薄い。
それでもあえて膝行を稽古に取り入れているのは、そこに武術的な訓練効果があるからだ。
低い姿勢で動いて足腰の鍛錬?
違う。

僕らにとっての膝行は、あえて脚力に頼りづらい体勢を取ることで、脚遣いを根本から作り変えることにある。
自分の脚はどこから生えているのか、どこから動かすべきなのか?
それまでいかに筋力に頼って歩いていたかを知り、正座してもなお自在に遣える本当の脚とは何なのか、を再発見する。
脚を動かすために、脚を以てしない。

膝行

でも、膝サポーターは着けてる。
達人になる前に膝壊しちゃったら元も子もないからね。


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確かに打つ

大きく動く

ホームページに載せるため、久々に自分の動きを撮影してみたのだが、大いに反省するところがあった。
いつの間にやら、相手に合わせてほどほどで加減する癖がついている。
始めから型を成立させることを前提にした打ち込みは、真実味に欠けて見ていられたものじゃない。

動きは大きく、豪放に。
剣も身体も小さくしか遣わないのなら、動きが見えないのは当たり前だ。
大胆な動作が消えるからこそ怖いのだ。


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反復して、上書きして

反復して、上書きして

言わずもがな、技術の習得には反復練習が必要。
何度も何度も、細部に気を配りながら動作を繰り返し、いかなる時でも裏切らないように心身に覚え込ませる。

ところがしばらく時間が経つと、更なる先が見えてくる。
そうなると、かつて身に付けた感覚と技術は、一転して修正されるべき悪癖となる。
自分でしっかり染み込ませたものを、二度と顔を出さないように上書きしなくてはならない。

矛盾である。
今日の猛練習は、未来の自分にとっては悪い動きの繰り返し。
でも稽古とはそういうものだし、そうでなくては進歩が止まる。


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ストレッチ

ストレッチ

武道家のくせに、僕はもともと身体が固い。
日々のストレッチは何年も欠かしていないが、ある程度から先は一向に柔らかくならないままでいた。
それでも古武道の動きに関してはどうにでもなっちゃうのだけれど、やっぱりいっちょ前にハイキックとか打てるようになってみたい。

そしたら先日、整体師である妻が
『腸腰筋を伸ばしてみたらいいんじゃないかな』
と一言。
腰部から骨盤辺りの奥にある深層筋だ。
今までとは違うストレッチのやり方を教えてくれた。

それを実践してからものの数日、身体が目に見えて変わった。
楽に脚が開くようになり、倒せなかった上体が骨盤から前傾できる。
そもそもの固さの原因と、ストレッチで狙っている部位が合っていなかったのだ。

僕は今まで、ストレッチは根気良く続けていれば結果が出るものと思っていたのだが、違った。
壁にぶつかったまま同じやり方を繰り返していても駄目だった。
柔らかくならない理由は他の部位にあるかもしれない、と考えて、別の方法を工夫しなくてはいけなかったのだ。
何事もちゃんと頭を使って、その上で継続しなくては意味がないのだと改めて思い知った。


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肉体を虐める、の続き

肉体を虐める、の続き

少年部に体力強化のための補強運動を導入したことは『肉体を虐める』の回に書いた。
やり方は色々試してみたところ、中段廻蹴でのタバタトレーニングに落ち着いた。
全速全力の蹴りを20秒間連続、そして10秒間つかの間の休憩、これを8セット連続で行なう。
きっちりやればこれはメチャメチャきつい、3セット目くらいでもう喋ることもできないほどに息が上がる。

取り組み始めてから二ヶ月、少年部が目に見えて変わった。
初めのうちは必死になって汗水垂らすのが格好悪いかのように斜に構えて見せたり、苦しくなってくるとふざけて逃げに入ったりしてしまっていたが、次第に全力を出すことを躊躇わなくなってきた。
あんなに無理、無理言っていた小4男子が「もっと追い込みたい」とまで呟きだす始末だ。
それに伴って稽古全般への姿勢も大きく進歩した。
騒いで走り回るようなこともなくなり、子供にとっては退屈かと思っていた居合の型稽古にも、諦めず頭を使って取り組めるようになってきた。

彼らの精神的成長とトレーニングとの因果関係は証明できないが、やはりこれが大きな一因になっているのは間違いないと思う。
ただ格好良い技を手っ取り早く身に付けるばかりが武術ではない、ということがやっと伝わった。
月並みな物言いだがやはり、肉体の苦痛に自ら進んで挑むことで鍛えられるものがあるのである。


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旋棍(トンファー)

旋棍①

最近、一人でよく稽古してるのはトンファー。
琉球の武器で、短棒を握った手の内を緩めて先端を振り出し、前腕の延長のように打撃して使用するものらしい。

旋棍②

その難易度の高さゆえに実戦性を疑われたりもするようだが、それ以前に拳打の訓練具としての効果が非常に高い。
剣とは勝手が違う素手の打撃はさほど得手ではなかったが、扱っているうちに感覚が掴めてきた。
力んで握り締めれば廻らないし、手首のスナップに頼れば山なりになる。
トンファーの先端を直線で飛ばそうと思うと、自然と肚から肩胛骨から連動して拳頭を撃ち出していく動きになる。

道具がより良い身体の遣い方を教えてくれる、そんなこともある。


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第七回集中稽古会



半年に一度の集中稽古会、今回のテーマは『質の転換』。
剣を持っての一挙手一投足、その動きはどこから起こるのか、どんな性質、どんな効果を持っているべきなのか、非常に繊細な部分を意識して取り組んでもらった。
武術の極意は超絶技巧の必殺技などではなく、何気ない単純な動作の質をいかに高めていけるかだと思っている。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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