FC2ブログ

なつやすみのこうさく

なつやすみのこうさく

萬葉塾において、ある程度の水準の技量を身につけた者はさらにその先を識るため、型を離れての自由攻防の剣術稽古に取り組む。
防具に頼らずほぼ素手素面で行なう性質上、普段の木刀で打ち合っては命がもたないので、専用の剣を用いることになる。
とはいえこの道具選びがなかなか悩ましく、割り竹を用いた袋竹刀ではいささか脆く、スポーツチャンバラ式のソフト剣ではしなり過ぎ、うまいこと強度と安全性を両立する方法はないものかと考えていた。

…で、思いついた。
配管保護用の衝撃吸収材買ってきて、袋竹刀丸ごと包んじゃえばいいんじゃない?

試してみると、これがなかなか上出来。
力任せの下手打ちに対しても破損を恐れず対応できるし、ふにゃふにゃし過ぎないしっかりした攻防の手ごたえがある。
そこそこ重量が増した分、小手先で振り回そうにもきちんと身体を入れなければ扱い難い。
ただ、柔らかいフォームで包んだら当たりもソフトになるかと思ったら、案外そうでもなかった。
竹のしなりが固定された分、袋竹刀そのままよりちょっと痛いかもしんない。

…まあいいや。
痛くなければ覚えませぬ。


古武道萬葉塾HP
スポンサーサイト



打太刀

打太刀

二人一組で行なう型稽古において、先手を取り、型を導く役割を担う打太刀(うちだち)。
萬葉塾では、剣術の基本型においてこの打太刀に就く程度の技量をもって、五級と定めている。

打を務めるにおいて大切にしてほしいのは、きちんと自身の技術を高める稽古をすること。
対となる仕太刀(しだち)は、自分よりも下位の相手になる。
勝つだけならば容易いからこそ、その余裕は足の運び、体重の移動、剣の軌跡、攻防の間、自身の動きのあらゆる細部を検証し改善することに振り向ける。
初心の相手に応じた加減は、決して動きの質を落とすことではない、と知る必要がある。
格下相手の稽古を通じて、格上にも通用する技術を身につける工夫をする。


古武道萬葉塾HP

上虚下実

上虚下実

上肢を蕩かし、その重さを支えるはずの下肢の力さえも緩めていく。
あり得ないことだが、自身の重心が骨盤を過ぎ、膝を過ぎ、地面に達してなおも落ちていく感覚。
脚力を鍛える、体勢を低くする、そういったものともまた違う。
身体を比重の大きい液体に変えていくようなイメージ。

そこまでなら誰でもできる。

その重みを保ったまま、動く。
動作に伴って生じる浮力を常に統制し、重心を低く保ち続ける。
対人で試せば、御しがたい心の乱れがすぐに身体を浮き上がらせようとするのがよく解る。
心が浮けば相手の動きを見失う。
逆に、落ち着きを保てば己の所作は見えにくくなる。

上虚下実の下は、下半身よりもさらにその先。


古武道萬葉塾HP

無拍子を考える

無拍子

真に速いということは、濃淡を乱さないということ。
陽の瞬間にこそ、陰を活かすということ。


古武道萬葉塾HP

会員向け稽古動画

限定動画

ここ最近、会員限定で動画の配信を行なっている。
本来ならば家での自主練はやりたい人がやりたいように工夫してこそ意味があると思うのだが、満足に稽古場が開けない現状では止むを得ない。
ただし、お手本を示して逐一やり方を指南するというよりは、共有しておきたい基本的概念や技術体系の全体、そういうものを俯瞰しながら、初心者も上級者も何かしら得るものがある内容にしていきたいと思っている。


古武道萬葉塾HP

PESTER

PESTER

『相手に力をぶつけるんじゃなくて、自他を含めた総体としてのバランスで捉えたいんですよ。
ペスターみたいな感じ。』

何言ってんだか解んなかった会員各位、こちらです。
油獣ペスター
彼我一体の極致。

古武道萬葉塾HP

受けて識る

受けて識る

相手を合理的に崩していく流れは、転じて自身の身体を最適に遣う軌道と等しい。
腕を引き出されて崩されたなら、受け手はそこから正拳突きの理合を学ぶことができる。
柔の稽古は手渡しでの伝授になり得る。
だから受け手は力まない、固めない。
力ずくでの拒絶は、手解きの機会を自ら捨てることにもなる。


古武道萬葉塾HP

手の智恵

手の智恵

チンクチ、ガマク、ムチミ。
いずれも琉球の手、古伝空手に伝わる概念だそうだが、俄かに合点がいった。
剣の要もまるで同じだ。
ガマクで抑え、チンクチで備え、ムチミで斬る。
今まで理解できなかった型の意味が次から次へと氷解した。
流儀が違えど言葉が違えど、およそ人の身体で体現しようとするものは皆同じになるということか。


古武道萬葉塾HP

精神統一、無念無想、心の在り方は様々な言葉で表現されるけれども、
武道において求められるそれは突き詰めると相手に対する自身の情報のゼロ化、おそらくそういうこと。


古武道萬葉塾HP

初心に還らない

初心に還らない

言うまでもなく、いつになっても基礎は大切。
僕自身今でもよく構えや素振の独り稽古をする。

でも、それは右も左もわからず基本と呼ばれているものを繰り返すしかなかった初心の頃とは意味が違う。
むしろ、新しく気づいたより高度な動きや感覚を、基礎に返して根本から書き換えるために行なっている。

より滑らかな立ち方、歩み方、肚から起こる力の流れ、そういうものを見つけるたび、それ以前に基礎だと思っていたものの質が余りにも低かったことに気づかされる。
基礎をアップデートする必要が生まれる。
新たに出会った、正しいと思われる原理に反しないように、丹念に基本を書き換える。
根がきちんと更新されれば、そこから張り巡らされる枝葉もともに改められる。

基礎も、応用も、常に循環させてゆく。


古武道萬葉塾HP
プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR