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稽古日誌 2018.12.25  稽古納め

イルミネーション

本年の締めくくりは和室にて、道具を用いず柔術のみの稽古。
技のやり方云々よりも、これらの稽古をどう捉え、何のためにやるのか、に主眼を置く。

僕らの柔術は剣を高めるための修練としての役割9割、あとは個々の相手への対応が1割というところ。
小手返ひとつ取っても、相手を手首関節から制するための技法と捉えるか、あるいは剣術の受け、そのものを象っている訓練だと考えるか。
型稽古は向き合い方次第でいくらでも意味が変わる。
新年もまた、こういった根幹の部分を曲げずに稽古に励みたい。


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考えて稽古する

稽古中はとにかく考えること、頭を使うこと。

今は何の稽古をする時間なのか、そこから何が得られるのか。
指導者は何を伝えたいのか、気づかせたいのか。
型の目的と手段は何か、今の自分に足りない技術は何か、周りの人間はどうやろうとしているのか。

とにかくいろんなことを考えて、ただ何となく、漫然とした動作を一太刀たりともしないように努める。
考えてみてもわからないからといって、ええいと投げやりな真似をしないこと。
それは稽古相手に対して失礼だし、危険も伴う。

かといって、考えすぎて立ち止まってしまうのもまた違う。
創意工夫は大切だけれど、こんがらがって雑念にまでなってしまうのもまた悪い。
しっかり考えること、でも考えすぎないこと、そのバランスの取り方も含めてまた稽古の姿勢を考えること。

『稽』の字は、かんがえる、と読む。


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ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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