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命の終わり

命の終わり

大学を出て最初の職場に勤めていた時だから、もう12~3年前のこと。
多摩川土手を自転車通勤していたのだけれど、ある夜の帰り道、少し前方に猫がいるのに気づいた。
自転車を止めて見ていると、猫はときおり車の行き交う土手下の道路の様子を伺い、タイミングを計ってさっと走り出て、思いっきり車に撥ね飛ばされた。
ヘッドライトの強烈な光に、距離感が狂うということがあるんだろうか?
急いで駆け寄ると、猫は道路中に血をまき散らしながらのたうち回り、最後に僕の方に顔を向けて倒れた。

で、そこからが不思議なのだけれど、眼が光った。

顔半分はひどく傷ついていたが、残った片眼がまるで中に電球でも仕込んだかのように金色に明るく輝いて、時間にすると1秒か2秒といったところだろうか、弱まってふっと消えた。
キラリと一瞬反射したとかではなくて、内側からぶわーっと光を発している感じ。

光が消えた猫はそれきり動かなくなり、亡骸は広い河川敷の草むらに運んであとは自然に任せることにした。
あれが科学的にどう説明される現象なのかはよく分からない。
命の最後の燃焼、のようなものを見たのだろうか。


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なぜかケガが治った話

なぜかケガが治った話

以前、ジムで筋トレをしていて肩を痛めてしまったことがある。
ウエイトを上げた拍子に痛みが走り、三角筋全体にぶわーっと熱が伝わる感覚があった。
断裂した部分から、内側で出血が広がっていたのだろうか。
結構ひどく壊していたようで、それから二年以上痛みが取れない状態が続いた。
大抵の動きに支障はないのだが、腕を肩より高く上げたり、重いものを持ったりすることができず、かといって安静にしておくわけにもいかず騙し騙し使ってはまた痛め、一向に改善される気配がなかった。

ところが一年ほど前の秋ごろ、自宅で過ごしていた時にふいに腕に電流が走った。
突如、左肩から肘にかけてビリビリと強烈な痺れを感じ、何だこりゃ、やばいんじゃないかと思ったら……
肩が治ってしまった。
何年も引きずり続けた痛みが、その瞬間を境にそこから数日のうちに、あれよあれよという間に消え失せた。
今ではまるで何ともなく自由に動かせる。
あの時、自分の体内で一体何が起きたのだろうか?
人体の不思議である。


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稽古日誌 2020.01.04  稽古始め

2020稽古始め

昨年末に始めたばかりの新人さんもおり、構えや素振りに時間を多く割く。
基本の稽古は大切だけれど、ただそれをこなせば基礎が身につくかというとそうでもないのが難しいところ。
たくさん頭を使って考える。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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