
最近は夜毎、自宅前の路上で六尺棒の稽古に精を出している。
街灯の下180cmの白樫棒を振り回す姿を、近隣の住民はさぞ不審に思っているに違いない。
稽古と言っても、棒術に関してはそこまで掘り下げて学んできたわけではないので、まだまだ手探りの状態である。
とりあえずは廻したり、打ったり突いたり、同じ系統の杖術と遜色なく取り扱えることを目指しつつ、より長大な棒ならではの遣い方を探っている。
とりあえず、まずは棒の重量に踊らされないところまでは来たように思う。
不思議なもので、片腕で20kgのダンベルを扱える腕力があっても、1kgを少し超える程度の棒を力で制するのには苦労する。
決して体を開かず、常に自分の正中と結び、肚からの動きを起点に操ってゆく。
他の全ての武器にも通底する基本原理が、手先では遣い難い長物に接することでよりはっきりと見えてきた。
おまけに、いくら技術で扱うことを心がけてもやはり身体にはそれ相応の負荷がかかる。
動いてるうちにナチュラルにガタイも良くなりいいことずくめである。
古武道萬葉塾HP
スポンサーサイト