
小さい頃から長距離を走るのは得意で、一番速かったのは高校二年の時。
毎朝始業三十分前に登校しては一人で走り、冬には学内のロードレースで準優勝した。
あれから二十年、ランナーとしては今や見る影もない。
速く走れるよりも闘って強くあることを目指して鍛えた結果、体重は10kg以上増えた。
古武道に出会ってしまったおかげで、走ることそのものを目的として熱中することももうない。
今は三日に一回くらい、隣駅まで行って帰ってくる程度の軽いジョギングを続けている。
それでもやはり、定期的に走っていると調子がいい。
古武術ならではの遣い方に偏った身体が自然と引き締まり、整う感じがある。
たまにはいくらか筋力を恃んで、心肺を急き立て、地面を蹴って進むことも必要なようだ。
古武道萬葉塾HP
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