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站樁(たんとう)

站樁

少年部を教える上での悩みの種は、とにかく子供たちの集中力の欠如である。
とりわけ序盤、友達同士でわいわい準備をした雰囲気のままで動き始めると、なかなか稽古に身が入らない。

そこで、最近では稽古の始まりに必ず站樁を行なうようにした。
これは中国武術の訓練法で、ものすごく簡単に言うと所定の姿勢を取ってただ立ち続ける練習である。
稽古開始の礼の後、皆で黙って5分程じっと立つ。

これがなかなか悪くない。
一度口を閉じ、物理的に身体を止めて過ごすことで浮いた気持ちも自然と落ち着いてくる。
澄まし顔で立ち続ける者、どうしてもじっとしていられずにそわそわしてしまう者、それぞれの個性と課題も見えてくる。

まず稽古の始めは站樁で気を鎮め、身体をいかに遣うかの技術を学び、最後はきつめのサーキットトレーニングで息を上げる。
しばらくはこの流れで少年部の心・技・体を組み立ててみる。


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ミラーニューロン

ミラーニューロン

我々の脳内にはミラーニューロンなる神経細胞が存在する可能性があるという。
これは他人の行動を目にした時、あたかも観察者自身もまた同じ行動を取っているかのように脳内に電位を発生させる。
例えば剣の素振を見ている時、自分の脳も一緒に木刀を振っているように活動しているというのだ。
ヒトにおける科学的に確かな実証はまだのようだが、そう考えると腑に落ちる気がする。

闘いは肉体が触れ合うよりずっと前から始まる。
剣を構えて向かい合った時、空間を隔てて交わされる情報のやり取りは確かに存在する。
互いの意念が圧力となって反射し合い、自分にとっていかに優位を確保した上で実際の攻撃を繰り出せるかの駆け引きが為される。
気、間、抑え、居竦み…日本武道におけるそういった概念も、現代的に検証すればこのミラーニューロンの働きによって説明できるところが大きいかもしれない。

人間の進化が脳の発達と道具の使用にあるなら、武道がそれを活かすに至るのもさもありなん。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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