
(上から木刀/二尺四寸五分/二尺五寸/二尺七寸/二尺八寸)
通常、居合の稽古においては真剣の代用として合金製の模擬刀を用いるが、その重要な要素の一つに刀の長さ、がある。
抜ければ良いのであれば当然短い方が容易く、長い刀を扱おうと思ったら相応の技量が必要になる。
ほんの一寸、3cm程度の違いが使用者にとってはまるで別物となり得る。
萬葉塾では、常用する模擬刀は刃長二尺四寸五分(約74.2cm)を基準とし、あるいはそれ以上の長さのものから選んでもらっている。
おそらくこれは、一般に多くの居合道場が定めるものよりもだいぶ長い。
もちろん、長い刀には長い刀の、短い刀には短い刀ならではの学びがある。
それでもこの長さを基準としているのは、現に小柄でもこれ以上の長さを無理なく使いこなせる会員がいること、そしてそもそも剣術稽古に用いる木刀がこの長さで作られているからだ。
短軀を理由に短い模擬刀を使ってしまったら、じゃあその木刀どうやって抜いたことになってるんだよ、となる。
あ、剣術用の木刀もちょん切って、短くして使うんならOKだね。
それなら筋は通る。
古武道萬葉塾HP
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