
ちょっと気の利いた工夫を思いついて、これで自分の動きが随分と改善されるように感じることがある。
ところが対人で検証してみると、思ったほどには劇的な効果を上げるものでもない。
なあんだとがっかりして、そのことは綺麗さっぱり忘れてやり直し。
ではもったいない。
アイデアは優れていても理解が浅い、使いこなせていない、さらに応用が必要。
そういう理由ですぐには結果に繋がらないことはよくある。
最初のひらめきを信じて、しばらく掘り下げて稽古を重ねてみる。
あとは上位者、特に指導員の役割だ。
ちょっとした進化の兆し、時には本人も気づいていない美点を、たとえ微弱であっても、まだまだ通用しなくても、それを見つけて拾ってあげること。
せっかくの萌芽を潰しちゃダメ。
古武道萬葉塾HP
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