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稽古日誌 2019.04.09

稽古日誌20190409

ちょっとした教えを実感を伴って理解してくれたり、あるいは指導する側が意図したのとは違う角度から自身の問題点を見つけ出したり。
自ら考える稽古、を実践できる会員が現れてきている。


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ゆっくりの稽古

ゆっくりの稽古

ここのところ、剣術型をゆっくりと行なう稽古を多く取り入れている。
互いに同じ、減速された時間軸を想定しながら、できる限り丁寧に動いていく。

すると、「間に合わない」と感じる瞬間が出てくる。
相手はゆっくり向かってくるのに、ここからでは自分の手数が一手遅れる、と分かる。
攻防の間に、合わせることができない。

そうしたら、より速く動ける練習をする、のではなく、そこに至る前の動きを見直す。
詰みが決まってしまった局面から遡って、それ以前の自分の備え、初動の遅れを考える。
その瞬間になおゆっくりの動きでも対応できるように、そこまで自分はどう動いておかなければならなかったのか、を理解する。
高速の中では見落としてしまいがちな、「間」という観念の糸口が、ゆっくりの稽古の中でこそ見えてくる。


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basic04


型稽古には手順がある。
型を導く打太刀(うちだち)と、それに付いていく仕太刀(しだち)、双方が定められた通りに手順をなぞっていくと、綺麗に整った、意味のない予定調和が出来上がる。
それではいけない。

きちんと作られた型は詰将棋に似ている。
特定の条件の下で、打太刀が問いを投げかけ、仕太刀がそれに応える。
型においては、最後は上位者であるはずの打太刀が取られて終わる。
それは勝ち負けではなく、自らの出題に仕太刀が正しく応えたのを認めるからだ。
だからもちろんのこと、打太刀は正解を知っていなければいけない。
何でもかんでも手順を追うのではなく、型に定められた条件通りに剣を打ち込み、理に適わないものは受け付けない厳しさを持たなくてはいけない。

その上でなお、型の非実戦性をも知る必要がある。
果たして、戦闘中に相手の前で座り込む場面がどれだけあるだろうか?
時に非現実的な状況設定は、身体能力や展開の変化を限定し、技術を習得せざるを得ない局面に修行者を追い込む意味がある。
型の出題者が、後進に気づいてほしい、身につけてほしい、と込めたメッセージがそこにはある。

型「を」稽古するのではなく、型「で」稽古する、ということ。


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稽古日誌 2019.02.23  昇級試験

昇級試験20190223

月初より三週に渡って行なった、初の昇級試験が終了。
合否の結果だけでなく、自分の長所短所を客観的に理解し、これからの稽古の指標にしてもらえれば幸いです。


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ここ最近は、踵から歩むこと、をよく意識する。

前に進むために差し出す足はまず踵から接地し、爪先へと身体が移動していく。
黒人ランナーが速さを出すために用いる走法とはまるで違う。

でも、僕の身につけてきた武術の理に適うのはこちらの方だな、と思う。
速力よりも動きが見えぬこと、様々な変化に対応できること。
踏み出した踵から指先までの20数cm、その僅かな伸びしろに相手を抑え、誘い、攻防を制する要諦が込められている。


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肚に鎮める

肚に鎮める

肚(はら)、あるいは臍下丹田(せいかたんでん)。
今年に入って、この肚の感覚を大切に稽古に取り組んでもらっている。

力の抜けた胸肩の重みは肚に納まる。
手足は常に肚から導く。
肚で押さねば相手の全身に通らない。
肚が浮けば軽くなる、その状態から事を成そうとすれば無茶になる。

気のイメージや抽象的な感覚としてだけではなく、肚は常に武術の動きの中で使っていく必要がある。
一見して曖昧で心もとないこの感覚を、どれだけ確信あるものにしていけるか。


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演武 2019.01.17

企業の新年会にて、演武を披露する機会を頂きました。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。





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基礎の稽古

兎にも角にも、基礎が重要なのは当然のこと。
でも、その取り組み方は一つではない。


右も左もわからぬ初心のうちは、信頼できる師匠がこれをやりなさいと提示してくれたもの、それこそが基礎の稽古。
懸命に、丁寧に、それをなぞってゆけばいい。

少し歩が進んだら、それがなぜ基礎とされているのかを考える。
形や手順ではなく、そこに込められた身につけるべきもの、どうしてそれが必要なのか、大切なのか、に気づく努力をする。

やがてより高度な課題に向き合ったときには、しっかりと培ってきた基礎は自分を測る鑑になる。
うまく結果が出せないのは、一見した複雑さに気を取られ、自分が基礎に反した動きをしているからかもしれない。
基礎を頼りに応用を探り、そしてまた基礎を見つめ直す。


いずれも同じ、基礎を大切にするということ。


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稽古日誌 2018.12.25  稽古納め

イルミネーション

本年の締めくくりは和室にて、道具を用いず柔術のみの稽古。
技のやり方云々よりも、これらの稽古をどう捉え、何のためにやるのか、に主眼を置く。

僕らの柔術は剣を高めるための修練としての役割9割、あとは個々の相手への対応が1割というところ。
小手返ひとつ取っても、相手を手首関節から制するための技法と捉えるか、あるいは剣術の受け、そのものを象っている訓練だと考えるか。
型稽古は向き合い方次第でいくらでも意味が変わる。
新年もまた、こういった根幹の部分を曲げずに稽古に励みたい。


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考えて稽古する

稽古中はとにかく考えること、頭を使うこと。

今は何の稽古をする時間なのか、そこから何が得られるのか。
指導者は何を伝えたいのか、気づかせたいのか。
型の目的と手段は何か、今の自分に足りない技術は何か、周りの人間はどうやろうとしているのか。

とにかくいろんなことを考えて、ただ何となく、漫然とした動作を一太刀たりともしないように努める。
考えてみてもわからないからといって、ええいと投げやりな真似をしないこと。
それは稽古相手に対して失礼だし、危険も伴う。

かといって、考えすぎて立ち止まってしまうのもまた違う。
創意工夫は大切だけれど、こんがらがって雑念にまでなってしまうのもまた悪い。
しっかり考えること、でも考えすぎないこと、そのバランスの取り方も含めてまた稽古の姿勢を考えること。

『稽』の字は、かんがえる、と読む。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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