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初心に還らない

初心に還らない

言うまでもなく、いつになっても基礎は大切。
僕自身今でもよく構えや素振の独り稽古をする。

でも、それは右も左もわからず基本と呼ばれているものを繰り返すしかなかった初心の頃とは意味が違う。
むしろ、新しく気づいたより高度な動きや感覚を、基礎に返して根本から書き換えるために行なっている。

より滑らかな立ち方、歩み方、肚から起こる力の流れ、そういうものを見つけるたび、それ以前に基礎だと思っていたものの質が余りにも低かったことに気づかされる。
基礎をアップデートする必要が生まれる。
新たに出会った、正しいと思われる原理に反しないように、丹念に基本を書き換える。
根がきちんと更新されれば、そこから張り巡らされる枝葉もともに改められる。

基礎も、応用も、常に循環させてゆく。


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滞らず

滞らず


決して定点を作らず、全身のあらゆる部分が動き続ける。
絶え間のない体重移動が、相手の裡にまで纏わりつく重さを生む。

それがどうやら真に速いということ、重いということ。


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丹田と発声

丹田と発声

先日書いた丹田の感覚について、別の角度から。

内丹田球から背中側を通る力の流れを意識できるようになったら、発声に変化が出た。
以前は届かなかった高音域、HiCあたりが普通に出せる。
背面を遣えるようになったことで、これまで力んでいた身体前面がふっと緩んだ感覚がある。
歌唱を専門にされている方々には当たり前のことなのかもしれないが、合理的な身体遣いというのは多くの分野に共通するのだなあ、と改めて思う。

そんなわけで、隣室との壁の薄い我が家に今日もボビー・キンボールの熱唱が響き渡るのであった。


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丹田球

丹田球

ここ最近の身体感覚。
骨盤部の可動から生じる外丹田球によって創られる外形の円弧と、内丹田球の回転からスリングのように射出される力の伝達。
この辺が何となく感じ取れたら初段、てくらいにしようかな。


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命の終わり

命の終わり

大学を出て最初の職場に勤めていた時だから、もう12~3年前のこと。
多摩川土手を自転車通勤していたのだけれど、ある夜の帰り道、少し前方に猫がいるのに気づいた。
自転車を止めて見ていると、猫はときおり車の行き交う土手下の道路の様子を伺い、タイミングを計ってさっと走り出て、思いっきり車に撥ね飛ばされた。
ヘッドライトの強烈な光に、距離感が狂うということがあるんだろうか?
急いで駆け寄ると、猫は道路中に血をまき散らしながらのたうち回り、最後に僕の方に顔を向けて倒れた。

で、そこからが不思議なのだけれど、眼が光った。

顔半分はひどく傷ついていたが、残った片眼がまるで中に電球でも仕込んだかのように金色に明るく輝いて、時間にすると1秒か2秒といったところだろうか、弱まってふっと消えた。
キラリと一瞬反射したとかではなくて、内側からぶわーっと光を発している感じ。

光が消えた猫はそれきり動かなくなり、亡骸は広い河川敷の草むらに運んであとは自然に任せることにした。
あれが科学的にどう説明される現象なのかはよく分からない。
命の最後の燃焼、のようなものを見たのだろうか。


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なぜかケガが治った話

なぜかケガが治った話

以前、ジムで筋トレをしていて肩を痛めてしまったことがある。
ウエイトを上げた拍子に痛みが走り、三角筋全体にぶわーっと熱が伝わる感覚があった。
断裂した部分から、内側で出血が広がっていたのだろうか。
結構ひどく壊していたようで、それから二年以上痛みが取れない状態が続いた。
大抵の動きに支障はないのだが、腕を肩より高く上げたり、重いものを持ったりすることができず、かといって安静にしておくわけにもいかず騙し騙し使ってはまた痛め、一向に改善される気配がなかった。

ところが一年ほど前の秋ごろ、自宅で過ごしていた時にふいに腕に電流が走った。
突如、左肩から肘にかけてビリビリと強烈な痺れを感じ、何だこりゃ、やばいんじゃないかと思ったら……
肩が治ってしまった。
何年も引きずり続けた痛みが、その瞬間を境にそこから数日のうちに、あれよあれよという間に消え失せた。
今ではまるで何ともなく自由に動かせる。
あの時、自分の体内で一体何が起きたのだろうか?
人体の不思議である。


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稽古日誌 2020.01.04  稽古始め

2020稽古始め

昨年末に始めたばかりの新人さんもおり、構えや素振りに時間を多く割く。
基本の稽古は大切だけれど、ただそれをこなせば基礎が身につくかというとそうでもないのが難しいところ。
たくさん頭を使って考える。


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稽古日誌 2019.12.28  稽古納め

2019年度稽古納め

いつもの稽古を少し早めに切り上げてそれぞれにこの一年の成果を披露して頂き、簡素な宴席をもって納会としました。
会場の規定により飲酒はNG、大人が12人集まってみんなでお菓子をつまむのも楽しいものでした。
来年もよろしくお願いします。


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温泉♨

温泉♨

先日、朝から他分野の出稽古で激しく身体を動かし、帰りにその足で温泉センターに立ち寄ったところ…
明けて翌日に普段なら確実に襲ってくるはずの筋肉痛がまるでないのだ。
それどころかいつもより関節が柔らかく、蹴り足がよく上がる。

今まで必然だと思っていた筋肉痛は回避できるものだったのか?
激しい運動で動的なストレッチをかけた直後になるべくダメージが残らないようにケアすることで、より良い状態に持っていくことができるのかな?

湯治なんぞ年寄りがするものと甘く見ていたが、たかだか30分程度の入浴でこんなに違いが出るとは。
1000円足らずで動きが向上するんなら、ちょこちょこ通ってみようかな。


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あえて、体力について

あえて、体力について

体格や筋力に頼らない武を目指していても、それでもなお最低限の体力は要る。
自分が体力に依存しない闘い方を選択したとしても、だからといって体力に優れた相手が途端に無力になるわけでもない。
肉体の盛りを過ぎたら引退、というのとは違う在り方を夢見るのなら、むしろなおのこと、体力の向上、衰え、そういったものには真剣に向かい合う必要がある。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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