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スパーリング

スパーリング

最近は、先だって昇級し初段が視野に入ってきた会員とともに、打撃の自由攻防の稽古に取り組んでいる。
日頃は手順の定められた型稽古、それも剣術を中心に精を出している僕らだけれども、こうした素手のスパーリングから学べることも多い。
痛い。怖い。疲れる。焦る。欲が出る。
情報が混線し、身体が固まり、型を通じて磨き上げた精緻な身体運用がまるで出せなくなっている自分に愕然とする。

そうして得たものをもう一度型の中に還した時、すでに型稽古はこれまでとは変質している。
型の設定は個別の絶対的な状況ではなく、技術を学ぶための仮想の環境に過ぎず、それすらも切り取られた一瞬に過ぎないものとして、さらに流動的な変化の可能性を含めて見えないその外側までもを包括的に曖昧に捉えておかなければ実際には役に立たないことがわかる。

型と組手を二者択一ではなく、適切なバランスで循環させていくことを考える。


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なつやすみのこうさく

なつやすみのこうさく

萬葉塾において、ある程度の水準の技量を身につけた者はさらにその先を識るため、型を離れての自由攻防の剣術稽古に取り組む。
防具に頼らずほぼ素手素面で行なう性質上、普段の木刀で打ち合っては命がもたないので、専用の剣を用いることになる。
とはいえこの道具選びがなかなか悩ましく、割り竹を用いた袋竹刀ではいささか脆く、スポーツチャンバラ式のソフト剣ではしなり過ぎ、うまいこと強度と安全性を両立する方法はないものかと考えていた。

…で、思いついた。
配管保護用の衝撃吸収材買ってきて、袋竹刀丸ごと包んじゃえばいいんじゃない?

試してみると、これがなかなか上出来。
力任せの下手打ちに対しても破損を恐れず対応できるし、ふにゃふにゃし過ぎないしっかりした攻防の手ごたえがある。
そこそこ重量が増した分、小手先で振り回そうにもきちんと身体を入れなければ扱い難い。
ただ、柔らかいフォームで包んだら当たりもソフトになるかと思ったら、案外そうでもなかった。
竹のしなりが固定された分、袋竹刀そのままよりちょっと痛いかもしんない。

…まあいいや。
痛くなければ覚えませぬ。


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打太刀

打太刀

二人一組で行なう型稽古において、先手を取り、型を導く役割を担う打太刀(うちだち)。
萬葉塾では、剣術の基本型においてこの打太刀に就く程度の技量をもって、五級と定めている。

打を務めるにおいて大切にしてほしいのは、きちんと自身の技術を高める稽古をすること。
対となる仕太刀(しだち)は、自分よりも下位の相手になる。
勝つだけならば容易いからこそ、その余裕は足の運び、体重の移動、剣の軌跡、攻防の間、自身の動きのあらゆる細部を検証し改善することに振り向ける。
初心の相手に応じた加減は、決して動きの質を落とすことではない、と知る必要がある。
格下相手の稽古を通じて、格上にも通用する技術を身につける工夫をする。


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上虚下実

上虚下実

上肢を蕩かし、その重さを支えるはずの下肢の力さえも緩めていく。
あり得ないことだが、自身の重心が骨盤を過ぎ、膝を過ぎ、地面に達してなおも落ちていく感覚。
脚力を鍛える、体勢を低くする、そういったものともまた違う。
身体を比重の大きい液体に変えていくようなイメージ。

そこまでなら誰でもできる。

その重みを保ったまま、動く。
動作に伴って生じる浮力を常に統制し、重心を低く保ち続ける。
対人で試せば、御しがたい心の乱れがすぐに身体を浮き上がらせようとするのがよく解る。
心が浮けば相手の動きを見失う。
逆に、落ち着きを保てば己の所作は見えにくくなる。

上虚下実の下は、下半身よりもさらにその先。


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首投げ

首投げ

お見事。
にゃー。


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膝の痛み

膝

ここしばらく、ジョギングのたびに両膝に軽い違和感があって困っていた。
日常生活では問題ないのだが、走ろうとすると膝関節がすっぽ抜けるような感じの痛みがある。
どうしたものかとあれこれ考えて、脚の前面、大腿四頭筋のトレーニングを少々取り入れてみたところ…
あっという間に治ってしまった。

ここからは推測でしかないけれど、どうやら古武術の動きの中で臀部・ハムストリングスといった背面側の筋肉ばかりが発達して、拮抗筋とのバランスを欠いていたようだ。
脚部前面の強化は歩法を妨げる、くらいに考えていたのだけれど、うむ、やはりどんな体術も特化が過ぎると健康を害する。
大腿四頭筋、再評価中。


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無拍子を考える

無拍子

真に速いということは、濃淡を乱さないということ。
陽の瞬間にこそ、陰を活かすということ。


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会員向け稽古動画

限定動画

ここ最近、会員限定で動画の配信を行なっている。
本来ならば家での自主練はやりたい人がやりたいように工夫してこそ意味があると思うのだが、満足に稽古場が開けない現状では止むを得ない。
ただし、お手本を示して逐一やり方を指南するというよりは、共有しておきたい基本的概念や技術体系の全体、そういうものを俯瞰しながら、初心者も上級者も何かしら得るものがある内容にしていきたいと思っている。


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PESTER

PESTER

『相手に力をぶつけるんじゃなくて、自他を含めた総体としてのバランスで捉えたいんですよ。
ペスターみたいな感じ。』

何言ってんだか解んなかった会員各位、こちらです。
油獣ペスター
彼我一体の極致。

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Samuraience

Samuraience

萬葉塾ホームページのURLを決める際、何かいいのはないかと考えて、 "Samurai" と "Science" を組み合わせて造語しました。
仙腸関節、二重螺旋、重心移動、距離感、角度・・・様々な要素から古武術を徹底的に科学する。
その上で一周廻って、全て融けて曖昧になり、自然の理に逆らわないだけなのじゃ、みたいになるのが理想かな。


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プロフィール

ピンクさむらい

Author:ピンクさむらい
東京都武蔵野市にて、古武道萬葉塾を主宰。

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